コアトレーニングの方法と鍛えられる筋肉について解説

腰痛の原因の一つとして、脊柱の不安定性が挙げられます。脊柱が不安定になると、腰椎や周囲組織にかかる負担が増し、結果として痛みを引き起こします。

脊柱を安定させるには、表層のアウターマッスルよりも深層のインナーマッスルを強化することが重要です。特に以下の3つは、脊椎安定化に大きく関与しています。

  • 腹横筋(Transversus abdominis)

  • 多裂筋(Multifidus)

  • 大腰筋(Psoas major)

⚠️大腰筋は主に股関節屈曲に働きますが、腰椎前弯を支え、脊柱の安定化にも一定の役割を果たすとされています。


インナーマッスルとアウターマッスルの違い

  • アウターマッスル
    主に関節運動に貢献し、腹筋運動など動きを伴うトレーニング(ダイナミックトレーニング)で鍛えられます。

  • インナーマッスル
    主に姿勢保持に関与し、バランスディスクやスイスボールなどを用いた不安定な状態で姿勢を保つ運動(スタビリティトレーニング)で鍛えることができます。


各筋肉の鍛え方

腹横筋のトレーニング

腹横筋|側面

  • ドローイン(息を吐きながらお腹をへこませる)

    • 腹直筋や腹斜筋の収縮を避け、腹横筋のみを選択的に鍛えられる

Draw-in|腹横筋の筋トレ


大腰筋のトレーニング

大腰筋|正面

  • アクティブSLR(Straight Leg Raise)

    • ドローインを維持しながら下肢を高く挙上する

    • 股関節屈曲後期で大腰筋への負荷が高まる

    • 足部を固定すると大腿直筋が優位になるため、固定しないことがポイント

Active-SLR|大腰筋の筋力トレーニング


多裂筋のトレーニング

多裂筋|後面

  • 四つ這い(手と膝で支える)

    • 腹筋群と背筋群をバランスよく収縮させる

    • 難易度が低く、バランスディスクで不安定さを加えると負荷アップ

  • 片脚ブリッジ

    • 多裂筋を選択的に刺激できる

    • 膝の角度を多少変えても多裂筋への刺激は大きく変わらない、大殿筋やハムストリングが楽に働ける位置で行う

    • 支持脚にバランスディスクを置くとさらに効果的

片脚ブリッジ|多裂筋を鍛える方法


Q&A

Q. なぜ腰痛ではインナーマッスルを鍛えるのが大切?
A. インナーマッスルが弱いと脊柱が不安定になり、腰椎や周囲組織に負担が集中して痛みが起こるためです。

Q. インナーマッスルとアウターマッスルの違いは?
A. アウターは関節運動主体、インナーは姿勢保持主体です。鍛え方や役割が異なります。

Q. インナーマッスルを鍛えるコツは?
A. 不安定な環境で姿勢を保つことです。スイスボールやバランスディスクの活用が効果的です。


最終更新:2025-09-16